2018年12月27日(木)裾野市民文化センターにて
「東大・イチョウ並木」
大学の同窓がいつもの2倍の8人も集まってくれて、母校の旧キャンパスで昼食をとった後都内トレックに出発した。一行は名勝「六義園」をゆっくり散策した後「国道17号線」つまり江戸時代の街道「中山道」を歩きとおして「本郷通り」に合流した。赤いレンガの塀にそって「農学部」と「工学部」を抜けるといよいよ「東大正門」だ。黄色く色づいたイチョウ並木を抜けて真正面にそびえる「安田講堂」に向かった。さあ、皆で記念写真を撮ろうよ。「今やっと東大に入れたよ!」とつぶやきながら。
私も含めてほとんどがここを受験して落ちた人ばかりだからねえ。大学の学長になったKA君は外語大卒業後あきらめずに「東大大学院」に挑戦して赤門をくぐった。さらに5年勉強を続けて「博士課程」を修了した秀才だ。TA君の弟も外語大の「ドイツ科」から同じコースで努力し長らく「東大教授」だったそうで今は「名誉教授」だ。すごいね、恐れ入ります。
夏目漱石の小説にちなんで名づけられた「三四郎池」は、真っ赤な紅葉が見事な森の中だった。ここはかつて「加賀百万石」といわれた「前田家」の大名屋敷跡で昔のままだ。池をぐるっと巡って教育学部の校舎前を通ると有名な「赤門」をくぐることになる。再び「本郷通り」を歩いていよいよゴールの「お茶の水駅」に向かった。ガラケーの万歩計をみたらなんと2万歩、計画した6キロの2倍で12キロも歩いていたよ・・・。
2年生TAさんは前回、「関係詞」のwhat やwhateverを勉強した。「今日の私があるのは叔父のおかげだ。」は、難かしいけどほぼ正解だった。My uncle has made me what I am today.「私を今の姿にしてくれた」で、このwhatはsomething whichを一語にまとめたもので、(私の知っている)「こと」、(私が読んだ)「もの」と訳せばいいけど、what I amは「私の今の姿」がピッタリだ。今日は「最上級」の内容を「比較級」や「原級」で言い換える勉強をした。
MAさんは前回「関係詞」の文法・作文をやった。The speed (.......)this digital camera can transmit an image is remarkable.はimageの後にat the speedがないからat whichに置き換えて「先行詞」the speedの後につなげる。「関係代名詞」は「代名詞」he、she、 itなどの代わりで「先行詞」につなげる働きを持つと考えよう。今日は「鯨は・・」で有名なno more〜than・・の構文を勉強した。Watching television is no more passive than observing a landscape, listening to music, or reading a book.「テレビを見ることが受動的でないことは、景色を見たり音楽を聴いたり本を読んだりするのとおなじことだ。」
1年生のSU君は「疑問詞と疑問文」の用法を勉強した。How old〜? How much〜?はよく見るけど、How often(何回?)やHow soon(あとどれくらいで?)は見慣れないけど大切だ。「間接疑問文」Do you know how fast the superexpress runs?(その特急がどれくらいの速さで走るか知ってる?)は「疑問詞+S+V」になることに注意。しかし、know のかわりにthinkやsayだとHow fast do you think the superexpress runs?(・・と思う?)となる。Yes-Noじゃなくて、疑問詞にすぐ答えてほしいからHow fastが「文頭」に出るんだ。
YAさんは前回難しい文法問題をやった。Not until she got off the subway did she find she had had her bag stolen. 「彼女は地下鉄を降りるまでバッグを盗まれたことに気づかなかった。」は難しい「倒置構文」で、普通にいえばShe did not find she had had her bag stolen until she got off the subway.なんだけどね。until以下の節にnotをつけて文頭に移動したからSVが「倒置」になった。今日は「仮定法・未来」(万一〜だとすれば)と、「Ifのない仮定法の文」(〜ならば)を勉強した。
裾野教室は来週1月3日(木)、ホールが休館日なのでお休みです。新年は第2週の10日からです。UG会「冬期講習」は1月3日から3日間、三島の「ゆうゆうホール」で朝9:30からです。3年生は2週間後にはセンター試験の本番ですね。
みなさん、よいお年をお迎えください。 尾上
(追記)私たちが東京の街中を10キロもトレッキングした22日(土)、米国ニューヨークの街中でも同じようなウォーキングのイベントがあったそうだ。「モバイル・ハレルヤ」という名で、マンハッタン72丁目の「ベルディ広場」を18時に出発し、片耳にイヤホンをさして主催者のラジオ局がネットで流すオーケストラ伴奏をスマホで聞きながら、歌の得意な見知らぬ人同士がヘンデルの名曲「メサイア」の第2部終曲「ハレルヤ」の4分間を何度も繰り返してNYの町を練り歩こう、というクリスマスのイベントだった。
道行く歩行者をびっくりさせながらブロードウエーを南下して14丁目の「ユニオン広場」まで来ると、今度は五番街を北上して82丁目の「メトロポリタン美術館」まで歩く、という3時間のイベントだった。歌詞は英語だけど女性はソプラノかアルト、男性はテナーかバスの四部で歌えないといけない。合唱の経験者がきっと大勢いるんだね。マンハッタンでは縦横に地下鉄路線が張り巡らされているから、この行進に参加したい人は自由に好きな駅から合流して好きなだけ歌うことができたらしい。活気あふれるニューヨークならではのイベントだね。ハーレルヤ、ハーレルヤ、・・・
Hallelujah, Hallelujah! King of Kings, Lord of Lords. (王の中の王)
He shall reign for ever and ever.(永遠に治めてもらおう)