「宮ケ瀬湖・紅葉レガッタ」
相模原市の山奥にある「宮ケ瀬湖」でもボート大会が開催されると知って初めて見に行った。東名厚木から「圏央道」に入って予想以上に早く到着できた。私が学生の頃は厚木からバスの便しかない山奥の風光明媚な「中津川渓谷」だったが、治水や上水、発電のために2000年にダムができて水没し、出現したその巨大な貯水量のダム湖が「宮ケ瀬湖」だ。美しいアーチ形の朱塗りの「虹の大橋」の下にある「カヌー場」が会場だった。
出番を待機する大学生グループがサンタクロースの仮装をしてはしゃいでいた。すでに9時から競技は始まっていて、「ペンタ・シニア」と「濃青会・金閣」のエイト(8人乗り)のレースがスタートしたところ。場内アナウンスを聞いていると、「ペンタ」は5大学を表しわが母校「東京外語」と「東工大」「筑波大」などの卒業生クルーで平均年齢が77歳、「金閣」は京都大学ボート部のOBで平均78歳だというから驚き。私でもまだまだできるじゃないか・・・。
2年生TAさんは前回、熟語動詞の問題が難しかった。「(会議)を延期する」はput offで一語ならpostponeという。英検ではこういう動詞や熟語動詞の知識を試される。今日は「仮定法・現在」という動詞の形を勉強した。「要求・提案」の内容文が・・that he be〜とか・・that she comeなんていうから気を付けないと。プリントの後半は「比較構文」に入った。The rent for apartments in the countryside is only half as much as you pay in big cities.「田舎のアパートの家賃は大都市で払うお金の半分しかかからない。」 as muchの前に「倍数」〜timesとか「分数」を加えればいい。
1年生のOB君は前回、空所補充の問題で「あなたはいったい私を誰だと思っているんですか?」は、Who in the world do you think I am?が正解だった。In the world またはon earthは直前の「疑問詞」を強調する働きがあって「いったい誰が?いったいどこに?」のようになる。さらにDo you know の後は「間接疑問文」でwho Iam?と続くけど、Do you thinkの時は疑問詞を文頭に出さないといけないのだ。Who do you think I am?のように言うよ。Yes-Noで答える疑問文じゃないからね。今日は新しい英作文のテキストを始めた。「目的・結果」(〜するために、その結果〜)の表現をいくつか勉強した。
SU君は前回「動名詞」の勉強で、-ingの前に「意味上の主語」を付けた場合の文をうまく和訳していた。Do you mind my staying in this room? は「この部屋に私がいても構いませんか」で、stayするのは「私」で「あなた」ではない。今日は「動名詞」の続きで、「完了形」 having -ed(〜したこと)を使う場合の例をたくさん勉強した。She regrets not having studied hard in her school days. 「彼女は学生時代熱心に勉強しなかったことを後悔している。」否定のnotは必ず動名詞-ingの前におくこと。
YAさんは前回語句の並べ替えで、「彼女が家を出るや否や雨が降り出した。」が難しかった。She had no sooner left home than it started raining. 直訳すれば「雨が降り出した時よりも彼女が家を出た方が先だった、ということはなかった。」の意味で、過去より前のことは「過去完了形」になっている。No sooner had she left home・・・も正解だ。否定語のno soonerを強調して文頭に出したからSVに倒置が生じた文だ。今日は特殊な接続詞でthe moment(〜するとすぐに)、every time(〜する時はいつも)、once(いったん〜すれば),、now that(今はもう〜なので)などに注意した。SV〜とSV〜を主従関係でつなぐものがこういう接続詞だ。 尾上
(追記)ここは艇庫や管理棟などを完備した立派な施設で、「紅葉レガッタ」は今年で16回目になり最多の64チームも参加して、500mのコースを2チームごとにレースが行われた。平均年齢が13歳とか15歳の小中学生チームも横浜の市民クラブから参加していたよ。実に老若男女だれでもいつまでも楽しめるスポーツだなあ。学習院や中央大学の付属高校、山梨大医学部や共立女子大の現役学生も参加して実に多彩な大会だった。9月に見た「河口湖レガッタ」はほとんどが高校生チームだったけど。
慶応大OBの「三田漕マスターズ」は平均年齢75歳。一方エビ茶色のシャツの胸に「早大理工碧水会」とある選手たちも66歳で元気一杯だ。50歳の沼津東高OBは「インビンシブル駿河」(invincible無敵)なんてチーム名で初出場、男女混成のエイトで東京多摩川のクルーと競った。やっとゲットした大会のプログラムにはそれぞれのクルーの「意気込み」や平均年齢が記載され、年齢に比例したハンディがもらえて優勝を競うらしい。これが読めたおかげで応援の楽しみが2倍に増えた。
