「芦ノ湖でサイクリング」
桃源台の「箱根ビジターセンター」で自転車を組み立てて芦ノ湖に向かって下って行った。船着き場の「湖尻」からは歩行者・サイクリング専用の道路で、「箱根園」のプリンスホテルまでアップダウンしながら静かな広い道を走って行ける。木々の合間にキラキラ光る湖面を見下ろしながら、急な上り坂は汗かいて押していけばいい。下りはスイスイと楽できるから。
ネットラジオでドイツ語のオペラを聴きながら走っていると道端に一杯咲き乱れる黄色のケマンソウ。写真を撮っていると追い越した外人の若いカップルが振り返ってニコニコあいさつしてくれた。ドイツから来ましたという。この先にある「九頭竜神社」に行くのかな。恋愛成就の神様だそうで外国人も含めずいぶん大勢の観光客とすれ違った。
「箱根園」を過ぎると豪華な日本建築の「ホテル竜宮殿」から先は芦ノ湖の湖岸を通る狭い自動車道でとても走りにくい。「山のホテル」と「箱根神社」の正面を通っていよいよ今日の終着点「東海道・杉並木」だ。近くのコンビニ店内でも湖畔の遊歩道でも外国人ばかりで大にぎわい。すれ違う人々の会話は中国語が一番多いな。箱根は本当に国際観光地だなあと実感する・・。
3年生のOSさんは新しい文法・作文・読解の「三位一体」の入試問題集に切り替えてみた。今日のテーマは「動詞」で「自動詞」と「他動詞」を使い分ける問題だ。marry(〜と結婚する)、resemble(〜に似ている)、discuss(〜ついて討論する)、approach(〜に近づく)など、訳が「〜を」にならないけど「前置詞」をつけずに「目的語」をとる他動詞には要注意だね。しっかり覚えておこう。
2年生ARさんは前回、和文英訳をやってみた。「彼女が自転車を修理するのに3時間かかった。」は It took her three hours to repair her bike. ここでは重要構文「It takes 人 時間to〜」を覚えておきたいね。It costs 人 金額to〜も「かかる」だから似た表現だ。今日は明日の英語テストのために対策勉強に専念。時折質問に答えてあげた。「結婚する」marryは「人marry人」で「他動詞」だ。受身でbe married to〜(〜と結婚している)は「状態」だからget married to〜といえば、marryと同じ変化の意味になる。
1年生のKAさんは第4文型SVOOと第5文型SVOCの区別をさせる問題が難しかったね。The parents made her a doll.「彼女に人形を作ってやった。」He called me a taxi.「私にタクシーを呼んでくれた。」のように「〜してあげる」「〜してくれる」と和訳するとよい。第4文型はO(人)とO(物)が並んでいてこういう動詞を「授与動詞」と呼ぶこともあるよ。今日は中学でもやった「現在完了」を復習し、さらに「過去完了」や「未来完了」の考え方に発展する問題も解くことができた。
MAさんは前回、英文「笑顔の大切さ」を全文和訳してみた。「代名詞」が指すものを正確につかんでしっかり和訳できていたね。今日は「過去完了進行形」という動詞の形を勉強して、We had been playing soccer for an hour when it began to rain. 「雨が降り始めた時には1時間サッカーの練習をし続けていた。」という文を並べ替えた。過去のある時点までずっと続いていた行為を表している。学校で教わる前にほぼ理解できてしまったね。
KI君は前回「相関接続詞」の英文を和訳した。not〜but〜やnot only〜but also〜、〜as well as〜などを的確に見抜く勉強だがかなりうまく訳せていたね。セミコロン(;)は和訳をそこで止めて「すなわち」と和訳するとよい。短めの「間」をあけることで「説明」を追加しているから。今日は「動詞句」をいくつも覚えて「早稲田」の英文を和訳した。The tourism of the 21st century, which can be characterized as mass travel, will bring about major changes in the travel industry. SとVの間のカンマカンマの部分は「割り込み文」なので「注釈」としておこう。「21世紀の観光旅行は、一般大衆の旅行という特徴付けができるが、旅行業界に大きな変化をもたらすだろう。」 尾上
(追記)芦ノ湖の桃源台にある環境省の「箱根ビジターセンター」に行くと火山活動や野鳥・樹木・草花の情報がたくさん入手できる。ここで毎週金曜日に開催される「ミニ観察会」にはなんどか参加して、園内や芦ノ湖周辺の植物観察がとても勉強になった。野山の花の名前をたくさん教えてくれた職員の何人かとは長年顔なじみだ。今日は最長老で嘱託のKOさんに会うことができ、先日お借りした手作りの音楽CDをお返しした。
私が所属していた三島のオーケストラに紹介して30年ほど前、箱根・仙石原で合宿し「文化センター」で演奏会を開いたことがあった。KOさんはそこの職員だったころからの知人で、私たちのコンサートのお手伝いだけでなく恒例の「箱根の秋・音楽祭」でも音響を担当して録音技術にとても詳しかった。退職後の今も「ホテル仙郷楼」でサロンコンサートをマネージメントしていて、そのバイオリン演奏会のCDを聞かせてくれたのだった。
