12月はクリスマスと忘年会のシーズンだね。「御殿場高原ビール・時之栖」でも「光」をテーマにイベントを用意して今年も多くのお客を集めている。先頃完成した朱色の巨大な「初夢の橋」には富士山をバックに鷹のブロンズ像と茄子のレリーフを配置して記念写真のスポットになっているよ。
親友のFU君から先月電話で「甲陽学院の忘年会をやるから出ないか?」とのお誘い。即答で「いいよ、行くよ」と返事してあった。東京・六本木の泉ビル「住友会館」だという。家内が骨折入院しているうちは介護付きでリハビリに専念していたから、私は自由に動けて出席を楽しみにしていたけれど、先週やっと退院できた。それで幸か不幸か1日留守にはできなくなって欠席連絡をした。ザンネン・・・。
3年生EN君は「センター試験」でまた90%の好成績だった。今日学校での「河合塾」の模試でも満足できる結果だったとのこと。今日の英文和訳では「聖心女子大」の「英国人と紅茶」が難しかった。 In nothing is the English genius for domesticity more notably declared than in the institution of this festival ――almost one may call it so―― of afternoon tea. はIn nothingが「否定の副詞」で文頭に出たからSVが「倒置」になっている。さらにnot more〜 than・・で「・・ほど〜なものはない」、つまり「・・が一番〜だ」となるね。2つのダッシュはカッコに入れてfestivalの追加説明だと見る。「午後の紅茶のこういうお祭り、とほとんど人がそう呼んでいる習慣ほどはっきりと、英国人の家庭を大切にする才能を表明できる場は他にない。」
2年生のAOさんは「時間構文」 no sooner〜 than・・(〜するとすぐに・・した)を勉強した。主文の動詞が「過去完了形」になっているからややこしい。直訳すれば「・・した時よりも〜してしまった方が先だったということはない」ということで、「ほとんど同時だった」ということ。As soon as SV〜, SV・・で書き換えると共に「過去形」でOKだけどね。後半は「〜する限り」の接続詞 As far as と As long asを勉強した。特に As far as I am concerned, (私に関する限りは)には注意しよう。「時間」のlongに対して「空間や範囲」のfarだから、「私が知る限りでは・・」のように使う。
2年生のMU君が部活の忙しさが片付き、期末テストも終えてひさびさに出席した。「比較構文」で not so much A as B 「AというよりむしろBだ」を勉強した。直訳すればasが「〜と比べると」の意味の接続詞だから、「Bと比べるとAのほうはそれほど多くない」、つまり「Aが少なくてBのほうが多い、」ということ、not A but Bなら「AではなくてB」で、Aが0%と言っているね。後半はThe more S V, the more S V. (〜すればするほど、ますます〜)を勉強した.。As S V more, S V more.(より〜すれば、より〜になる)と同じ意味の特殊な構文だ。比較級の語句にtheをつけてそれぞれの文頭に出す。 尾上
(追記)この同窓会の発起人FU君は高校3年間同じクラスでお互いの家が阪急電車「夙川駅」の近くだった。中学校舎のある「香櫨園駅」から阪神電車で高校校舎の「甲子園駅」まで二人で通った一番の親友だ。京都大学工学部から「日本板硝子」に入社し、社長にまで上り詰め今でも会長の要職にある。一人娘は千秋といってあの一風変わったタレントの「チアキ」のことだ。
高校時代、私と一緒に「音楽部」でトランペットを吹いていたYO君が幹事役。神戸大学からトヨタに入社し欧州で活躍した。体操部で吊り輪の上手かったMA君といいコンビでFU君を補佐する。隔月で今も「枯山水」という名称で「東京」在住の同窓生の勉強会を続けている。ディナーを共にしながら毎回一人が発表者になり、自分の職業や趣味について語るという趣向だ。皆「阪神タイガース」の大ファンだ。
もし私が「枯山水」で何か話せ、と言われたら何ができるだろうか。本職の「英語教師について」では堅い話になるな。高校時代にサックス、大学でホルンを吹いていたから「楽器」の話?長年続けた吹奏楽顧問としては「指揮法」の話とか指揮者用の「楽譜(スコア)の読み方」なら話せそうだけど。このところ夢中になっている「オペラの楽しみ」も興味を持ってくれるかな?それともやはり「登山」かな?
