「モータースポーツ博物館」
今日は3月3日「桃の節句」だね。息子たちの眠る小山町の「富士霊園」に今日も墓参に行った。標高が800mくらいあるから見上げる三国山はまだ残雪で真っ白だ。競技大会が開催される日曜や祝日はよく霊園のすぐ下の「富士スピードウエイ」からにぎやかな爆音が響いて上ってくる。そこに1年半前高級ホテルができた。そのレストランの新聞広告を見たので帰り道に立ち寄ってみた。玄関の案内はインドネシア人、愛想のいい娘さんで日本語が堪能。入ると「ハイアット」の系列ホテルで、1,2階が「スポーツカー博物館」になってたくさんのスポーツカーが展示され、ロンドン・パリ世界一周レースで優勝したフランスのクラシックカーが真っ赤な車体で美しく輝いていた。次に来たら展望レストランでランチを頂いてみよう・・・
今日は先週に続いて「吹奏楽と私」のお話の14回目、いよいよ最終回です。
2000年、コンクール東海大会で金賞受賞の栄誉を得た吹奏楽曲Atsushi A Remembranceは翌年、沼津東高の「創立100周年記念」の定期演奏会や直後のアメリカ遠征演奏旅行でも披露できた。次男敦の思い出として作曲していただいた曲をできれば世界中でいつまでも演奏してほしいと願って私はその楽譜をA Remembranceの名で出版することにした。それで作曲者のデル・ボルゴ氏を通じてアメリカのテキサス州サンアントニオ市にある著名な出版社「サザン・ミュージック社」に交渉した。その曲は2002年にめでたく出版され日本でも東京の「ミュージック・エイト社」の取次で輸入販売されている。その曲の解説文も私が書いた。
13年ぶりに訪問したサンアントニオ市は「アラモ砦」で有名、アメリカ最南端の美しい町で真冬でも秋のような温かさ。市内を一周する運河には遊覧船が走り、夕暮れにライトアップすると河岸のホテルや遊歩道「リバーウォーク」を行く人々が船に向かって手を振る。そこには1988年の「吹奏楽視察ツアー」の時に訪問したことのある大きな楽譜出版社があった。私の持つ著作権を会社に寄付するかたちで決着し、社長と会長一家の夕食会に夫婦で歓待を受けメキシコのタコス料理を初めて味わった。サザンM社はデモ用のCDも制作したがそれにはあの東高のコンクールの演奏をそのまま用いてくれた。さらに長男の友人YO君が7年前YouTubeにアップロードしてくれたので良ければ聞いてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=ikrSeH1r_AA
2004年3月、私の定年退職と共に吹奏楽連盟からも引退したので「吹奏楽と私」はこれでおしまいです。 尾上

