御殿場市民会館にて
「富士山駅伝」
梅雨が明けたような酷暑の土曜日、涼を求めて富士山登山口のひとつ「御殿場口・太郎坊」1400mに行ってみた。「トンネル」の先に駐車して樹林の道を長靴で登って行くと、下界より10℃くらい気温が低くて高原の風が心地よい。ここでは1カ月遅れでウツギとノイバラが満開で、一面の木々に真っ白な雪が積もったよう。
「登山道」と「幕岩コース」の分岐まで来ると、女性がひとり私の目の前を駆け下りていった。「登山口」の駐車場にアスリート風の若者が10数人あつまって話あっている。なにかの練習かな?そうか!8月6日(日)には「富士山駅伝」が実施される。その出場選手だな・・・?
1年生のTA君は、前回「関係詞」を勉強した。代名詞の heや she が関係代名詞のwhoに置き換わるだけ、とおぼえてくれたね。his やherやitsならwhoseに代わる。thereなら関係副詞のwhereに代わる。それが直前の名詞(先行詞)を修飾する働きだったね。2文を1文につなげる問題も、並べ替え問題もほぼ完璧だ。難しかったのは関係代名詞のwhatで普通は「こと」「もの」と訳すが、次の例では「すがた」と訳すと良かった。 I owe what I am today to my parents and Mr. Wilson who taught me English at the university. イデイオムの owe A to B は「A(お金)をBさんに借りている」が基本だけど、この例文では「私の今日の姿は両親とウイルソン氏のおかげだ」という訳になる。今日はいよいよ「仮定法」にはいった。すこし難しかったかな。
2年生MU君は前回、「分詞」を使う英訳問題で「手紙を書いている少女」が a girl writing a letter、 「英語で書かれた手紙」が a letter written in English、になるように、-ing が「〜している」で、-edが「〜された」となる「形容詞用法」の例文で間違えてしまったね。今日は「助動詞」のshouldとought to の後に来る動詞が「完了形」have + -edになっているときには「〜すべきだったのに」とか、need notの後に「完了形」が来た場合も「〜する必要なかったのに」と、非難や後悔を表すのだと勉強した。後半はhave to とかhave only to (〜するだけでよい)のような2語以上で助動詞の働きをするものを勉強した。今日も3時間じっくりとよくプリントに取り組んだ。
2年生AOさんがひさびさに出席して「独立分詞構文」を勉強した。普通の「分詞構文」なら –ing , SV〜のように、主文の前や後に「分詞句」を置いて、「理由、〜ので」「時、〜した時」「状況、〜しながら」などを付け加える働きだ。しかし主文とは異なる主語は-ing の前に残すので、意味的にはこれだけでも「独立」しているように見えでしょ。更に次の課ではカンマで切らずに、前置詞の with でつなげる場合もあると勉強した。SV〜がもう一つ付け加わったように見えるから「付帯状況」を表すwith と呼ぶ。プリントの3枚目には「発音問題」があって難しかったね。日本語ではあいまいだけど「オウ」と「オー」の違いは英語では全くの別の単語になるから重要だ。tennis court は「コート」、overcoatは「コウト」、buy の過去形はbought「ボート」で、船は「ボウト」だ。小さな「オウ」と、もっとアゴを下げて大きな口で「オー」との違いを「発音図表」を書いて説明した。英語の母音(アイウエオ)は10個もある。一度じっくりと勉強しておこう。 尾上
(追記)ことしで42回目になるという「秩父宮記念、富士山駅伝」は、JR御殿場駅を8時にスタートして、山頂までの往復46キロを11人の参加選手でリレーする競技だ。ひとりが約5・6キロの登りまたは下りを担当するが、特に第6区の選手は「7合5勺」3100mから山頂の神社3720mまで行ってまた戻ってくるから一番キツそうだ。
「御殿場口登山道」は昨年10月の富士登山で私が下りに利用したコースだが、「富士宮口」や「須走口」「吉田口」のように、石垣を組んだ階段があるわけでなく、山頂から5合目「太郎坊」までもっぱら火山灰の砂地の中を駆け下りる。これを「砂走り」と称して、1歩で5メートルは進む、というよりずり落ちる。そこを駆け上るというのだから5区、6区の選手はかなりの強靱な体躯の持ち主だろうなあ。
