三島商工会議所をキャンセル
「越前岳のウノハナ」
週末、雨上がりの快晴の一日。富士山が余りにもくっきりと美しく聳えているので、できるだけ間近で写真に収めようと「十里木高原」に行って、「越前岳」の中腹「馬の背」まで登ってみた。週末だから「黒岳」の方から縦走して下ってきたおばさんたちの団体がにぎやかなこと。2人連れの若者は広大な裾野からたちあがる富士山の絶景に、「ヤバイよ、ヤバイよ」を連発している。
ズームで写したら山頂近くのギザギザなブル道までがはっきり。「剣が峰」の旧測候所の建物は見えなかったけど、もし人がいたら見えそうなほど空気が澄んでいたよ。目を周囲に戻すと、愛鷹山固有の「アシタカツツジ」やピンク色の「ミツバツツジ」が真っ盛りだ。「ウノハナ」も丁度見頃で、「ツクバネウツギ」や赤白2色の「ニシキウツギ」や濃い赤色の「ベニウツギ」などを前景に富士山を撮ったよ。バッチリ・・・。
1年生NI君と3年生のTAさんからは共に中間テストの勉強のためお休みの連絡があったので、今日は私もお休み。御殿場の自宅で来週のプリント作りをやった。
「三島教室」にはもう3人くらい生徒がいてもいいのだけどなあ。3月に「新聞折り込み広告」を出したけれど、反応がほとんどなかった。こんなこと初めてだ。ほかのどの予備校や塾でも同じような傾向らしい。少子化のせいか、推薦やAO入試などで大学に入りやすくなったせいかもしれない。東大や京大でも「推薦入試」を始めたくらいだから。大学側ができるだけ良い生徒を「青田刈り」している傾向だ。
私が10年前にお手伝いした「三島進学ゼミナール」も今は中学生だけで「高校部」は廃止した。一時は「河合塾」のサテライトを使って「マナビス」という名前で、高校部はテレビ映像での授業に切り替えたけどやはりそれではうまくいかなかったようだ。三島北高の隣に「秀英予備校」の大きな校舎ができたのは、「マナビス」が失敗した後のことらしい。しかし、それも経営が大変だろうなあ。
沼津の「ヒトスギ塾」にも塾長に頼まれて週に1,2回高校生の講座を担当したことがある。「沼津駅前教室」と「大塚教室」の2カ所だった。しかしそれも生徒減のために塾長も引退しそれぞれが今は独立している。「原教室」の方は閉鎖して解散してしまった。高校受験の中学生が大勢集まらないと経営が困難だ。・・・・・
私の「UG会」が目指す「英語教育」はただの入試テクニックではない。英文和訳と和文英訳を軸にして、高度な「バイリンガル」の能力をつけさせたいのだ。正しい日本語と正しい英語を「読む力」と「書く力」だ。4技能のうちのあと二つ、「聞く力」と「話す力」はどうしても集団教育の場では無理だと思う。意欲と必要のあるときに1対1で自主的に学ぶしかないし基礎がしっかりしていれば遅くはない。小学校から初めてもすぐに忘れるから意味がない。
文科省がやっきになって薦めている「使える英語」とやらは、50年もやってきたけれどちっとも効果が出ない。各校一人ずつ配置しているALTの授業は全く効果がない。「センター試験」で「リスニング」を取り入れても相変わらず日本人は英会話ができない。「英会話」は学校教育の規模ではどだい無理な要求なのにね。だって、「日本語」の会話力を「国語」の授業でつけさせよう、なんてだれも考えないでしょ。日本語で話すのが苦手な日本人に英語なら話せるようになるのでしょうかね。 尾上
(追記)初夏になると「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス・・・」と歌うね。「ウノハナ」は正式にはウツギで漢字では空木と書く。空木の花だからウノハナ。幹の中が空洞だからだそうだ。そういえば我が家の庭で見事に薄い紫色の花を一杯に咲かせた桐の木も枯れた部分を切ってみると中が空洞だった。次男が生まれる前に住んでいた島田で、茶畑のハイキングで初めて巡り会った美しい花が桐の花だった。女の子だったら「桐子」と名付けようと決めたのに。
キリといえば、先週「秩父宮公園」で発見した白い花は「シナアブラギリ」(支那油桐)と教えてもらった。高木の上で咲くから歩道に散って落ちていないと気がつかない。奥の方が赤くてお洒落な花だった。6月になると熱海の「海岸通り」で咲く「ジャカランダ」は別名「キリモドキ」とも呼ばれて同じように高木になってキリよりも濃い藤色の大きな美しい花を一杯に咲かせる。今年もぜひ見に行ってみよう。
