御殿場市民会館にて
「江ノ島」
平塚の友人を訪ねるついでに江ノ島まで足を伸ばした。鎌倉や葉山に旅行する時にいつも通りがかるけど、いままで橋を渡ったことがなかったから新鮮な驚き。土産物店に挟まれた神社の参道は大賑わいで外人観光客もたくさんすれ違う。海産物のお店が多くて貝や魚を焼くいい臭い。焼きたて「蛸せんべい」の店前には長い行列も。
弁天様をお奉りする「江島神社」は長い急階段を上った山の上にある。最初の拝殿「中津宮」まで行く「エスカー」に乗ってみた。有料のエスカレーターのことだった。本殿には列に並んで参拝の順番を待っている人たち。ここからは鎌倉方面が一望の下で、「七里ヶ浜」や「葉山」の方まで見渡せる。
帰りに立ち寄った「スパ&レストラン」は岩場の磯にせりだした最高のロケーションで、4階の大きな窓からは湘南ビーチの向こうに大山や丹沢の峰々が・・・。
2年生のYAさんは前回「前置詞」の入試問題をやった。「知りたがる」は be curious to know という。「パーティには君の友人の他に誰が来ますか?」は動詞「来ますか」を中心に SV を考えること。「パーティには」が主語と思ってはいけない。日本語の「は」は話題を示すだけで必ず「主語」とは限らない。Is anyone else coming to the party besides your friends ? となって、進行形の is coming が「未来」を表すのだ。今日は「倒置」を勉強した。テキストの編集が悪くて、(1)SVC や SVO の文型が CVS や OSV になる場合と、(2)「否定語」が文頭に来たときに SV が「疑問文」の語順に変わる場合、の2つの例文をまぜこぜにして並べているからヤヤコシイ。もっとすっきりとかしこく書けないものかなあ。さらに意欲的に次の「省略」と「挿入」まで進んだ。学校の授業より「UG会」の方がずっと面白い、と言っている。「好きこそ物の上手なれ。」というよ。英語を確実な武器にすると強いぞ−。
EN君は前回「分詞」の文法・作文問題がよくできていた。作文では「・・6才までそこで育った。」は I was brought up there until I was six years old. と接続詞+SVで書くか until the age of six と前置詞+名詞で書く。「〜才だ」の文が I was old. の形容詞 old に six years が限定している表現であることを知らない人が多い。今日は「There構文」を勉強した。中学でやる There is a pen on the desk.「机の上にペンが一本あります。」は易しそうで実は特殊構文なのです。There is が「あります、います」と教えているけど実にアブナイのだ。There is Mt. Fiji in our city. なんて英語じゃない。 元の文は A pen is on the desk. で is が「〜にある」の意味。初めて出る主語をいきなり言わないで後回しにしたので、代わりに意味のないthereと入れておくのだ。だから英語学では「虚辞」という。形式主語とか仮主語の it と同じようなものだ。ここでは「進行形」の文や「受動態」の文でも、主語が be 動詞の後に移動してその代わりに there で言い始める文を勉強した。
1年生MU君はこれまでの文法のまとめ(1)として、「英作文によく出る表現」を勉強した。どれも大切な慣用表現で、「厳密に言えば・・・」は、独立分詞構文でStrictly speaking, という。「不思議なことに・・・」は 独立不定詞でStrange to say, というが正解だった。To tell the truth, 「本当のことを言えば」や To be frank with you, 「率直にいうと」なども文の始めにおいて、「話者」の判断を前置きするのだ。今日は2枚目もほぼ全部に挑戦できた。
大学生のYAさんは前回「金沢大」の英作文をやってみたらほぼうまく書けた。「AとBとは違う」は A and B are different ではなくて A is different from B の構文だ。大学院の入試にも使える問題だね。今日は準一級の新たな練習問題をやってみた。第1問の語彙力問題が素晴らしくほとんどが正解だったけど、第2問の長文が難しくてミスが目立った。「カシミアは贅沢な悦び」では is subject to は「〜に従う」とか「〜を受けることになる」という形容詞。subは「下に」 jectは「投げる」から想像できるね。名詞なら「底辺に流れているもの」という意味で「話題」とか「主題・テーマ」の意味になるし、「授業科目」や文法用語の「主語」にもなる。とても広く使われる語で「家臣・けらい・国民」、実験なら「被験者」となる。ペーパーの辞書で一度じっくり読んでおきたい単語だね。 尾上
(追記)大学で2年後輩のYA君は平塚市松風町の瀟洒な和風の一軒家に住んで40年になる。大学の同級生だった愛妻を20年前にガンでなくして以来ずっと一人住まいだった。一昨年の秋、鎌倉ドライブのついでに立ち寄った時には「眼が弱ってきて歩くのにも不自由してます・・・」と言っていたのだが、この日訪問してみたら家は留守で、驚いたことにすぐ近所の「養護老人ホーム」に入所していた。「光の明暗が分かるくらいで尾上さんの顔も見えません。視神経の障害で親譲りです・・・」といって何をするでもなくテーブルに向かいポツネンと車椅子に座っていた。
東京外語大のドイツ語科から一橋大学の院に進学し、東京の「武蔵工大」と「都市大」で教えてきた。三島の「日大・国際関係学部」にも週一回来ていた。大学時代は私と同じオーケストラに所属して2人でフレンチホルンを吹いた。自宅に所蔵のホルン5台のうちには私が吹いていたドイツの名器アレキザンダーも含まれ、プロ奏者に混じって「日本ホルン協会」の副会長にも推された。「音のアルカディア・・角笛の鳴り響くところ」(1996)などユニークな著書で表彰された音楽学者でもある。
1時間ずっと温かな手を握りながら話しかけ励ましたら、「あと2・3冊は本を書きたい。眼が見えないので口述の音声を録音してそれを活字に起こしてもらおうか、と考えていますが・・・」という。「それなら視覚障害者用のパソコンやスマホがあればいいのにね。私の長男は横浜国大の研究室で、楽譜を点字で表記するシステムの開発で論文を書いていたよ。まず点字を勉強すればたくさん道が開けてくると思うよ。」









